No.642 2005/8/13 奄美大島・倉崎ビーチ
天気 晴れ時々雨 水温:約 28〜30℃
倉崎ビーチで潜りました。
7月末から8月初めにかけて行事が多くちょっとご無沙汰してました。
さて、倉崎のウミウシたちですが、夏真っ盛りということでかな〜り減ってきました。
しかし、こんな時こそ倉崎ビーチに多い イボウミウシの仲間たちをじっくり観察するチャンスです。
今回も、4種類のイボウミウシの仲間たちを確認することができました。
そのうちの1種で、今回 ハイイロイボウミウシ として掲載した個体は もしかしたら アミメイボウミウシ かも?と思われる微妙な個体でしたが、本州のウミウシに掲載されているハイイロイボウミウシに概観がかなり似ていたため、今回の個体も ハイイロイボウミウシ としました。
倉崎ビーチでよく見かける コイボウミウシは、交接中と思われる2個体が確認できましたが、岩のくぼみにいたため交接器は確認できませんでした。
そして、コイボウミウシだと思って撮影した個体が、写真で触角の色を見てみると ツブツブコイボウミウシ だったりと、けっこう楽しませていただきました。
イガグリウミウシは今回も見ることができました。どうやら奄美のイガグリウミウシは盛夏に多いようです。
浅瀬に戻ってじっくり探したところ、ツヅレウミウシ、コネコウミウシ、アカボシウミウシ などが確認できました。
また、以前確認した CHROMODORIDIDAE sp. も確認できましたが、このウミウシ、触角や二次鰓の模様、体長(3mm)などから ホソスジイロウミウシ の幼体の可能性が高いように感じてきました。倉崎ビーチでは時期になると ホソスジイロウミウシの成体が多く確認できますし、内心はほぼ間違いないと思っています。が、もう少し様子を見てみたいと思います。
倉崎ビーチは今が一番ウミウシが少ない時期だと思います。次回は倉崎以外の場所でウミウシを探してみたいと思います。
奄美大島・倉崎ビーチで出会ったウミウシたち
キバカイコガイ Diniatys dentifer ----- 1個体
ヨゾラミドリガイ Thuridilla vatae ----- 1個体
コネコウミウシ Goniodoris joubini ----- 1個体
アカボシウミウシ Gymnodoris alba ----- 1個体
イロウミウシ科の1種2 CHROMODORIDIDAE sp. 2. ----- 1個体
イガグリウミウシ Cadlinella ornatissima ----- 1個体
ツヅレウミウシ Discodoris lilacina ----- 2個体
タテヒダイボウミウシ Phyllidia varicosa ----- 1個体
ハイイロイボウミウシ Phyllidiella granulatus ----- 1個体
コイボウミウシ Phyllidiella pustulosa ----- 1個体
ツブツブコイボウミウシ Phyllidiopsis fissuratus ----- 2個体
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