No.601 2004/06/26 奄美大島・倉崎ビーチ 
天気 晴れ 水温:約 26℃


 久しぶりに倉崎ビーチで潜りました。陸も海もすっかり夏モードです。
 奄美大島は24日に梅雨明けしており、ビーチでは海水浴の人を見かけます。
 と、いっても湘南のような「イモ洗い状態」ではなく、ほとんど貸切のプライベートビーチ状態です。

 まずは普段よりも少し深めに入ってみます。途中、コナユキツバメガイ を見つけ撮影しました。撮影時は気が付かなかったのですが、画像で見てみると卵のようなものが写ってます。これは、以前にも八丈島で確認しているのですが、Sea Slug Forum 「Chelidonura amoena spawning. 」や「Philinopsis cyanea & possible egg mass」のページで確認したところ、生みかけの卵塊のようです。
 しばらく倉崎に潜っていない間も コナユキツバメガイ の目撃情報はあったのですが、もう産卵の時期になってしまったようです。

 途中、Phyllidiidae sp. などを見ながら水深15m付近まで進み、サビウライロウミウシ を撮影していました。すると、突然冷たい潮と共にすごい濁りが入ってきてあっという間に透視度が2,3mになってしまいました(妻の話では、下の方から濁りが迫ってくる様子がよく見えたそうです)。
 このままではウミウシを探すどころではないので浅瀬に戻ることにしました。浅瀬に戻ると9m付近から濁りも無く普通の状態です。なんだったのでしょうね?

 気を取り直してウミウシを探していると、妻が浮遊中のウミウシを見つけました。
 初めて見るウミウシだったのですが、図鑑・沖縄のウミウシで調べたところ、ヘリシロイロウミウシ のようです(体長:約12mm)。
 このウミウシ、浮遊中はさかさまになって、二次鰓を「タケコプター」のように動かしながら浮遊します。撮影中も突然浮遊し始めて、そのあとどうするのかな?と思い追跡してみたら、砂地に着低しました。
 誤解のないように補足しますが、ウミウシの二次鰓はタケコプターのように回転はしません。この種は二次鰓をなんとも表現し難い動作で動かします。その小刻みな動きがなんとも回転しているかのように見えるのです(個人差はあると思いますが)。

 今日は、Noumea laboutei も確認することができました。昨年の7月にもほぼ同じ場所で、ほぼ同じサイズの個体を確認しています。
 このウミウシは、ダイバーの間では タクアンウミウシ の愛称で呼ばれています。この愛称は、図鑑・沖縄のウミウシの著者である小野篤司さんのダイビングサービスで使用されていていた名称ですが、沖縄のウミウシでは採用(提唱)されず、学名の読みの名称となってました。このウミウシのイメージとしてはぴったりだったのですがね。

 上がり際、浅瀬のイワヅタが群生する岩に行ってみましたが、イワヅタはほとんど枯れてなくなってました。
 今年は海の中の様子が去年とはちょっと違いますね。

奄美大島・倉崎ビーチで出会ったウミウシたち

コナユキツバメガイ Chelidonura amoena ----- 1個体
アカボシツバメガイ Chelidonura fulvipunctata ----- 1個体
エンビキセワタガイ Odontoglaja guamensis ----- 2個体
ヒメタマブドウギヌガイの仲間1 Volvatella sp. 1. ----- 1個体
エリシア・トメントサ(学名読み)の仲間1 Elysia cf. tomentosa ----- 1個体
ヒラミルミドリガイ Elysia trisinuata ----- 2個体
チャマダラミドリガイ Thuridilla flavomaculata ----- 1個体
ヨゾラミドリガイ Thuridilla vatae ----- 1個体
サビウライロウミウシ Hypselodoris purpureomaculosa ----- 1個体
ヘリシロイロウミウシ Noumea angustolutea ----- 1個体
ノウメア・ラボウトイ(学名読み) Noumea laboutei ----- 1個体
ミヤコウミウシ Dendrodoris denisoni ----- 1個体
コイボウミウシ Phyllidiella pustulosa ----- 2個体
フュリィッディエッラ属の仲間1 Phyllidiidae sp. 1. ----- 1個体
ゴシキユビウミウシ Bornella anguilla ----- 1個体
サキシマミノウミウシ Flabellina bicolor ----- 2個体
ハクテンミノウミウシ Flabellina riwo ----- 1個体

学名の読み:ヒュプセロドーリス プルプレオマクローザ サビウライロウミウシ
Hypselodoris
purpureomaculosa
学名の読み:ノウメア シラユキウミウシ属の1種 または タクアンウミウシ(俗称)
Noumea
sp. 2
学名の読み:ノウメア シラユキウミウシ属の1種 または タクアンウミウシ(俗称)
Noumea
sp. 2
学名の読み:ノウメア シラユキウミウシ属の1種 または タクアンウミウシ(俗称)
Noumea
sp. 2
学名の読み:ノウメア シラユキウミウシ属の1種 または タクアンウミウシ(俗称)
Noumea
sp. 2
学名の読み:ノウメア アングストルテア ヘリシロイロウミウシ
Noumea
angustolutea
学名の読み:ノウメア アングストルテア ヘリシロイロウミウシ
Noumea
angustolutea
学名の読み:ノウメア アングストルテア ヘリシロイロウミウシ
Noumea
angustolutea
学名の読み:ノウメア アングストルテア ヘリシロイロウミウシ
Noumea
angustolutea
学名の読み:デンドロドーリス デニソンイ ミヤコウミウシ
Dendrodoris
denisoni
学名の読み:フュリィッディエッラ グラヌラトゥス ハイイロイボウミウシ
Phyllidiella
granulatus
学名の読み:フュリィッディエッラ グラヌラトゥス ハイイロイボウミウシ
Phyllidiella
granulatus
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ケリドヌラ  アモーエナ コナユキツバメガイ
Chelidonura
amoena
学名の読み:ケリドヌラ  アモーエナ コナユキツバメガイ
Chelidonura
amoena
学名の読み:ハミノエイダエ カバヅラブドウガイ
Haminoeidae
sp. 3
学名の読み:ハミノエイダエ カバヅラブドウガイ
Haminoeidae
sp. 3



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます