No.564 2003/12/23 奄美大島・手広ビーチ 
天気:晴れ 水温:約 21〜22℃


 昨日は東シナ海側のポイント倉崎ビーチでしたが、今日は太平洋側の手広ビーチに行ってきました。

 この時期は太平洋側のポイントの方がウミウシが多いように感じます。倉崎の方はまだ海藻類が少ないためウミウシも少ないのだと思われますが、これから春にかけて海藻が増えてくれば状況は逆転すると考えられます。

 浅瀬の水路の部分は飛ばして一気に沖の根に行きます。

 今日の大ヒットウミウシは シロスジヒオドシウミウシ Halgerda albocristata です。私は初めて見ました。
 水中で見たときは、エレガントヒオドシウミウシ かな?と思ったのですが、なにか違和感を感じました。
 上がってから確認してみて シロスジヒオドシウミウシ と知ったときには、もう少し粘って撮ればよかったぁ〜と後悔しましたが、後の祭りです。次回も探してみますが見付からないでしょうね。このウミウシ、珍しい種ではないようですが目撃例は少ないようです。

 ユビウミウシ も妻が確認していました。このウミウシ、私たちは各地で見ているのでさほど珍しくないと思った妻が私には教えてくれなかったのです。しかし、奄美大島での確認は今日が初めてです。
 妻が撮影した写真を確認してみると、この個体は背面の突起が3対です。これはいままで ヤマトユビウミウシ Bornella japonica と呼ばれていたタイプですが、高岡研究会の林さんが生前の馬場先生のお話から判断した結果、突起が3対のこのウミウシも ユビウミウシ Bornella stellifer となるそうです。
 その場合、ヤマトユビウミウシ Bornella japonica は ユビウミウシ Bornella stellifer のシノニムになると思われます。

 奄美大島で初めて見る アンナウミウシ も居たのですが、頭部を穴の中に入れてしまっていて、まともな写真は撮れませんでした。
 八丈島ちっくなこの根で アンナウミウシ を見ると、本当に八丈島にいるような錯覚をおこします(笑)。

 その他多くの種に出会えました。ほとんどがこの時期この根でよく見られるウミウシだと思います。
 キマダラウミコチョウ は3個体を確認しています。多いですね。

 クロスジアメフラシ の大きな個体も確認しました。計測したところ体長25mmもあり、過去に八丈島で確認した体長20mmの個体を抜いて、私が今まで見た個体で一番大きい個体でした。しかし、クロスジアメフラシ 自体の個体数は少なくこの1個体だけの確認でした。

 ムロトミノウミウシ は以前に太平洋側のボートポイントで確認していますが、ビーチポイントでも見られることがわかりました。

 帰り際の水路では、相変わらず ハナミドリガイ、チゴミドリガイ が多いです。
 Gymnodoris sp. も相変わらず多いのですが、黒くなったお腹(内臓)の部分を見ると、チゴミドリガイ あたりを捕食しているのではないかと想像してしまいます。

奄美大島・手広ビーチで出会ったウミウシたち

シロスジヒオドシウミウシ Halgerda albocristata ----- 1個体
アンナウミウシ Chromodoris annae ----- 1個体
シンデレラウミウシ Hypselodoris apolegma ----- 1個体
センテンイロウミウシ Hypselodoris maculosa ----- 3個体
セトイロウミウシ Chromodoris decora ----- 1個体
ヒメコモンウミウシ Chromodoris rufomaculata ----- 1個体
モンジャウミウシ Glossodoris cincta ----- 1個体
ユビウミウシ Bornella stellifer ----- 1個体
ネアカミノウミウシ Cratena cf. affinis ----- 1個体
サキシマミノウミウシ Flabellina bicolor ----- 3個体
ムロトミノウミウシ Phyllodesmium macphersonae ----- 1個体
キマダラウミコチョウ Siphopteron tigrinum ----- 3個体
クロスジアメフラシ Stylocheilus striatus ----- 1個体
ツノクロミドリガイ Elysia sp. 5. ----- 2個体
エンビキセワタガイ Odontoglaja guamensis ----- 2個体
ハナミドリガイ Thuridilla splendens ----- 3個体
チゴミドリガイ Thuridilla livida ----- 3個体
キヌハダウミウシ属の仲間8 Gymnodoris sp. 8. ----- 4個体
オキナワキヌハダウミウシ Gymnodoris okinawae ----- 2個体

学名の読み:ハルゲルダ アルボクリスタータ シロスジヒオドシウミウシ
Halgerda
albocristata
学名の読み:ハルゲルダ アルボクリスタータ シロスジヒオドシウミウシ
Halgerda
albocristata
学名の読み:ハルゲルダ アルボクリスタータ シロスジヒオドシウミウシ
Halgerda
albocristata
学名の読み:クロモドーリス アンナエ アンナウミウシ
Chromodoris
annae
学名の読み:ヒュプセロドーリス アポレグマ シンデレラウミウシ
Hypselodoris
apolegma
学名の読み:ヒュプセロドーリス マクローザ センテンイロウミウシ
Hypselodoris
maculosa
学名の読み:ヒュプセロドーリス マクローザ センテンイロウミウシ
Hypselodoris
maculosa
学名の読み:ゴニオブランカス ルフォマクラータ ヒメコモンウミウシ
Goniobranchus
rufomaculata
学名の読み:ヒュプセロドーリス バーチイ ヒュプセロドーリス・バーチイ(学名読み)
Hypselodoris
bertschi
学名の読み:ヒュプセロドーリス バーチイ ヒュプセロドーリス・バーチイ(学名読み)
Hypselodoris
bertschi
学名の読み:グロッソドーリス キンクタ モンジャウミウシ(異名:チャイロウミウシ)
Glossodoris
cincta
学名の読み:ジムノドーリス キヌハダウミウシ属の1種8
Gymnodoris
sp. 8
学名の読み:ジムノドーリス キヌハダウミウシ属の1種8
Gymnodoris
sp. 8
学名の読み:ジムノドーリス キヌハダウミウシ属の1種8
Gymnodoris
sp. 8
学名の読み:ボルネッラ ステリッフェル ユビウミウシ
Bornella
stellifer [Syn. B. japonica]
学名の読み:ボルネッラ ステリッフェル ユビウミウシ
Bornella
stellifer [Syn. B. japonica]
学名の読み:クラテナ アフィニス ネアカミノウミウシ
Cratena sp.
cf. affinis
学名の読み:フィロデスミウム マクファーソンアエ ムロトミノウミウシ
Phyllodesmium
macphersonae
学名の読み:フィロデスミウム マクファーソンアエ ムロトミノウミウシ
Phyllodesmium
macphersonae
学名の読み:シポプテロン チグリヌム キマダラウミコチョウ
Siphopteron
tigrinum
学名の読み:スティロケイラス ストリアトゥス クロスジアメフラシ
Stylocheilus
striatus
学名の読み:スティロケイラス ストリアトゥス クロスジアメフラシ
Stylocheilus
striatus



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます