No.544 2003/11/12 鹿児島県・枕崎 塩が浦(せがうら) 1本目
天気:晴時々雨 水温:約24℃


 2日目も風の影響か海況は安定せず、昨日と同じく塩が浦(せがうら)を潜ります。ここの海況は昨日と同じくベタベタで静かな海です。

 昨日のダイビングでだいぶコツがわかってきました。中途半端な水深にはあまりウミウシは多くないようで、かなり沖に行くか、思いっきり手前の浅瀬で探すのが良さそうです。と、いうことで、浅瀬でウミウシ探しです。

 浅瀬の岩肌では「クロスジアメフラシ」が多数確認できます。
 コノハミドリガイも1個体ですが岩肌から確認できました。

 ホンクロシタナシウミウシは妻が2個体見付けました。どちらも半透明のオレンジ色の個体です。体長からして幼体と思われます。
 オキナワキヌハダウミウシも妻が2個体見付けました。その間私はなにをしていたかというと、小さなオカダウミウシと思われるウミウシの撮影に夢中になってました。
 見付けた時は、「あっ、オカダウミウシだ。撮影しよう」位の気持ちだったのですが、いざ撮影して画像を確認してみると何か雰囲気が違います。!触角が白いのです!!。これは!?と思い夢中で撮影しました。しかし体長が3mmあるかないかと小さくなかなかうまく撮影できません。かなり粘って撮影しましたが、あまり鮮明には撮影できませんでした。
 後で画像を確認しましたが、触角が白い意外は、いたって普通のオカダウミウシです。サイトに登録する際に悩みましたが、他の触角が白くない個体と混ぜてしまうのには抵抗がありましたので、今回の個体は、とりあえずですが、「オカダウミウシ? Vayssierea cf. felis」と「cf.」付きにしました。この個体以外にももう一個体いたオカダウミウシも触角が白かったです。
 奄美大島での生活が落ち着いたら、ラドマン先生に画像を送ろうと思います。

 オカダウミウシの撮影が終わると、こんどは、小さな Chromodoris が現れました。どこかで見たことがあるような気がしますがなんだかわからない・・・悩みながらもなんとか撮影しました。
 後で、MDSの広瀬さんに見ていただいたところ、「サラサウミウシでは?」とのアドバイスをいただきました。その瞬間、頭のなかで点滅中だった蛍光灯が点燈しました!確かに外套部の模様こそ薄いものの、サラサウミウシ特有の赤い網目模様が薄っすらと現れてます。外套の黄色いフチの内側にも小さな円模様がうすくでてます。
 どうやらこの小さな Chromodoris は、サラサウミウシの幼体のようです。いままでサラサウミウシはかなりの個体数を確認していますが、こんなに小さな個体は初めて出会いました。本日2個体確認できたのですが、どちらも5mmあるかないか程の大きさでした。

 その他では、この場所ではもうおなじみの感じがする「Phyllodesmium crypticum」と「フウセンミノウミウシ」がいました。


枕崎・塩が浦で出会ったウミウシたち(1本目)

クロスジアメフラシ Stylocheilus striatus ---- 多数
コノハミドリガイ Elysia ornata ---- 1個体
ホンクロシタナシウミウシ Dendrodoris nigra ---- 2個体
オキナワキヌハダウミウシ Gymnodoris okinawae ---- 2個体
オカダウミウシ? Vayssierea cf. felis ---- 2個体
クロヘリアメフラシ Aplysia parvula ---- 1個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ---- 1個体
フュロッデスミウム・クリュプティクム(学名読み)Phyllodesmium crypticum ---- 2個体
フウセンミノウミウシ Facelina rhodopos ---- 2個体




No.545 2003/11/12 鹿児島県・枕崎 塩が浦(せがうら) 2本目
天気:晴時々雨 水温:約24℃


 2本目はどのように潜るか悩んだのですが、初日に行った左側の浅瀬にもう一度チャレンジしてみることにしました。

 エントリーして左の根沿いに進むと、カマスの群れがゆったりと泳いでいます。クマノミもイソギンチャクからかなり離れて悠々と泳いでて、なんとも優雅な感じです。
 しかし、ウミウシは見付かりません・・・探し方が悪いのかもしれませんが、場所を移動することにしました。こんどはエントリー場所のちょうど中央付近の浅瀬です。

 この場所では「オトメミドリガイ」が多数見付かりました。
 また、一本目に見た「サラサウミウシの幼体」ももう一個体確認できました。

 ところどころソフトコーラルが食べられたような場所付近では「Phyllodesmium crypticum」が確認できます。P. crypticum以外の Phyllodesmium属のウミウシがいないか探しましたが見付けることはできませんでした。しかしこの環境ならば、他の種も生息していても不思議ではないと思います。

 水深5m付近の海底で貼り付いていると、ダイバーが寄って来ました。確認するように顔をあわせると何処かにいってしまったのですが、後で聞いたところ、ちょうどMDSでレスキュー講習をしていた方たちでした。私が海底に沈んでいたので講習で設定されている溺者と間違えたそうです。紛らわしい場所で、紛らわしいことしてて申し訳なかったです。
 ちょうど講習が行われていた付近にあるブイのロープから小さな「トウヨウキセワタガイ」が見付かりました。トウヨウキセワタガイは別の海でも今までにも何度か見ているのですが、このような場所からは初めて確認しました。

 上がり際の浅瀬では「ホンクロシタナシウミウシ」と「フウセンミノウミウシ」を確認できました。

 今回の枕崎では、枕崎ダイビングサービス(MDS)のスタッフの方々にたいへんお世話になりました。また、MDSを紹介してくださいました sugiyamaさんにはとても感謝しております。ありがとうございました。

 枕崎は今回潜った「塩が浦」以外にもたくさんのビーチポイントがあるそうです。奄美大島から鹿児島までは飛行機でもフェリーでも比較的簡単に行くことができます。また機会があれば他のポイントも潜ってみたいと強く感じました。

枕崎・塩が浦で出会ったウミウシたち(2本目)

クロスジアメフラシ Stylocheilus striatus ---- 多数
コノハミドリガイ Elysia ornata ---- 1個体
オトメミドリガイ Elysia obtusa ---- 3個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ---- 1個体
フュロッデスミウム・クリュプティクム(学名読み)Phyllodesmium crypticum ---- 2個体
トウヨウキセワタガイ Aglaja? orientalis ---- 1個体
ホンクロシタナシウミウシ Dendrodoris nigra ---- 1個体
フウセンミノウミウシ Facelina rhodopos ---- 2個体

学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ジムノドーリス・オキナワエ オキナワキヌハダウミウシ
Gymnodoris
okinawae
学名の読み:ジムノドーリス・オキナワエ オキナワキヌハダウミウシ
Gymnodoris
okinawae
学名の読み:ウァッシレア フェリス オカダウミウシ?
Vayssierea
cf. felis
学名の読み:ウァッシレア フェリス オカダウミウシ?
Vayssierea
cf. felis
学名の読み:ウァッシレア フェリス オカダウミウシ?
Vayssierea
cf. felis
学名の読み:デンドロドーリス ニグラ ホンクロシタナシウミウシ
Dendrodoris
nigra
学名の読み:フィロデスミウム クリプティクム フィロデスミウム・クリプティクム(学名読み)
Phyllodesmium
crypticum
学名の読み:フィロデスミウム クリプティクム フィロデスミウム・クリプティクム(学名読み)
Phyllodesmium
crypticum
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:アグラヤ オリエンタリス トウヨウキセワタガイ
Aglaja?
orientalis
学名の読み:アグラヤ オリエンタリス トウヨウキセワタガイ
Aglaja?
orientalis
学名の読み:アプリュジア パルウラ クロヘリアメフラシ
Aplysia
parvula



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます