No.546,547 2003/11/14 鹿児島県・錦江湾 
天気:晴 水温:約23℃


 昨日は鹿児島で桜島観光をしたあと、鹿児島市内で「豚しゃぶ」と「しろくま※」を食べました。豚しゃぶはとても上品な味で、しろくまも予想以上に美味しく、「むじゃきっこ」の元祖しろくまと、出羽さんお勧めの「喫茶ママ」のしろくまと、連日食べてしまいました。
 このへんの話は、妻のかほる旅日記に書かれると思いますのでお楽しみに・・・っていつ公開するんだ!?(え?、もうちょっとまってくれ、はいはい・・・)。
 ※「しろくま」とはフルーツが沢山のった練乳がけのカキ氷です。

 奄美大島移住旅行最後のダイビングは鹿児島・錦江湾です。
 ハゼが好きなころからずっと潜ってみたいと思っていた海です。
 お世話になるのは、「ダイビングサービス海案内」の出羽さんです。生物ウオッチングガイドでは超有名なガイドさんです。
 今回はウミウシは無しで、出羽さんのガイドをじっくり楽しみたいと思います。

 鹿児島市内に入って初めて知ったのですが、天皇両陛下が鹿児島に来られているそうです。奄美大島に日本復帰50周年で来島されることは知っていたのですが、どうも私たちは天皇陛下の後を追いかけているようです。鹿児島市内はもちろんのこと、錦江湾にも海上保安庁かまたは自衛隊のような船が警戒にあたってました。

 錦江湾のダイビングポイントへはボートで行きます。出羽さんのボートは新艇で、桜島を眺めながらの快適なクルージングでした。
 ポイントに着いて、早速エントリーです。久しぶりのボートなので妻のサポートをしてから、さて自分も入ろうとバックロールでエントリーすると、なにか変です。・・・マスクとフィンを着けてませんでした(苦笑)。出羽さんと妻に笑われながら、急いで船に戻って再エントリーしました。

 アンカー集合で潜行してOKサインを出すと、直ぐに出羽さんが何かを指差してます。見てみると、そこには「サクランボウ」がいます。いつか出会ってみたいと思っていたハゼです。憧れのハゼに潜って数分で出会ってしまいました。
 サクランボウとは錦江湾に生息するネジリンボウの仲間で、ネジリンボウの亜種とか色彩変異版などとも言われているようですが、出羽さんに聞いたところ、どうもネジリンボウとは別種になるようです。今現在、調査が完了していないので新種記載はされておらず、愛称の「サクランボウ」で呼ばれているようです。

 錦江湾は魚類などの生物が特別に豊富な海というようには見えないのですが、それでも出羽さんがガイドするとさまざまな生物が生息していることがわかります。
 ホームゲレンデの生物を次からつぎへと見せてくれるところまでは、ある意味、普通のガイドです。出羽さんのガイドはここからが違います。
 水中スレートに書かれる解説は、図鑑を読んでいるかのように詳細です。生体を見ながらの出羽さんの解説は図鑑以上に詳細で、まるで水族館の職員と一緒に、水槽の中にダイビングしたかのような印象を受けました。
 出羽さんのガイドは魚類にとどまらず錦江湾のあらゆる生物を紹介してくださいます。生物に対するアプローチの仕方など、生物に対する「造詣の深さ」と「愛」が伝わってきます。とても勉強になりましたし、スクーバダイビングの楽しみ方がまた一つ増えました。

 どんな生物を紹介してくださったかは、あえてここには書きません。是非、ダイビングサービス海案内を訪れて、出羽さんのガイドを体験してみてくださいね。今までのダイビング観が変わるかもしれませんよ。

 ウミウシは特に探したわけではないのですが、3種類に出会うことができました。
 1本目では、水深12m付近とアンカー下の5m付近で合計3個体の「コノハミドリガイ」に、同じくアンカー下で「ツマグロモウミウシ」に出会えました。
 2本目は、6m付近と20m付近で合計2個体の「クロコソデウミウシ」に出会いました。クロコソでウミウシには、伊豆や北陸の越前でも出会っていてどれも10mm前後の個体でしたが、錦江湾の個体は15mm強と大きめでした。

 生物ウオッチングに行き詰ったり、楽しく感じなくなってしまったとき、そんな気持ちをリセットするために、また出羽さんのところを訪れたいと思います。

 この日の「ニュース23」は、錦江湾のキビナゴの特集でした。水中カメラマンの中村宏治さんがリポートしてましたが、サポートの出羽さんと、キビナゴ料理のシーンで出羽さんの奥様も出演されてました。

 翌日は、「かごしま水族館」を訪れました。前日は天皇両陛下も来館されたそうです。
 ここには出羽さんの奥様がお勤めされているとのことで、妻と「あえたらいいねぇ」なんて話していたら、たまたま参加した館内のイベント担当者が、出羽さんの奥様でした。挨拶をして、ちょっとだけ水族館の裏話などを聞かせていただきました。

 奄美大島移住旅行もこの日が最終日です。18時発のフェリーで鹿児島を立ちました。出発のとき、デッキに出て埠頭を渡る風に当たりながら新天地への夢と希望と不安が心の中で騒ぎ立ちます。

 次にログをUPするときは奄美大島からだと思います。お楽しみに!

錦江湾で出会ったウミウシたち

コノハミドリガイ Elysia ornata ---- 3個体
ツマグロモウミウシ Placida cremoniana ---- 1個体
クロコソデウミウシ Polycera hedgpethi ---- 2個体

学名の読み:ポリュケラ ヘヂペスイ クロコソデウミウシ
Polycera
hedgpethi
学名の読み:ポリュケラ ヘヂペスイ クロコソデウミウシ
Polycera
hedgpethi
学名の読み:ポリュケラ ヘヂペスイ クロコソデウミウシ
Polycera
hedgpethi
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:プラキダ クレモニアーナ ツマグロモウミウシ
Placida
cremoniana
学名の読み:プラキダ クレモニアーナ ツマグロモウミウシ
Placida
cremoniana



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます