No.527 2003/09/06 伊豆・大瀬崎 岬の先端(1本目)
天気:晴れ 水温:25℃


 西伊豆・大瀬崎に行ってきました。前回が5月なので約4ヶ月ぶりです。
 今日は yamadaさんも潜りに来られるとのことです。ネット上ではお互いによく知っているのですが、実際にお会いするのは今日が初めてです。
 8時半過ぎにマリンサービスみやもとに到着すると、すでに yamadaさんはいらっしゃってました。
 「おはようございます〜、はじめまして〜」とお互いにあいさつすると、栗原さんから「はじめましてだって、やだねぇ〜」と笑われてしまいあました。まあ、確かに「はじめまして」はちょっと違和感がありましたね(笑)。

 ウミウシの方は、まだあまり多くはないようなのですが、それでもぼちぼち出ているようです。
 まずは、岬の先端に入ることにしました。

 ここは超浅瀬がおもしろいのですが、潮が引いているうえに風波が立っていて、浅瀬でのウミウシ探しは無理そうです(干潮を調べてませんでした・・・)。
 かろうじて水深1mあるか無いかの場所でウミウシを探すと小さめの「アカボシツバメガイ Chelidonura fulvipunctata」が多数見付かりました。妻と2人で5個体は確認したと思います。
 この場所ではその他の種は見付からず、少し深めに移動することにしました。

 6m付近で見慣れないミノウミウシの仲間を見付けました。動きや形状は「ヤマトワグシウミウシ」なのですが、昨年の8月に大瀬崎で多数確認した個体とは、あまりにも色彩が異なります。
 そのでは場はわからなかったのですが、上がってからyamadaさんと画像を確認したところ、ミノの内側にヤマトワグシウミウシの特徴の青い模様が確認できることから「ヤマトワグシウミウシ Baeolidia japonica」のカラーフォームだろうとの結論になりました。
 ヤマトワグシウミウシは合計2個体確認できました。

 少しずつ水深を落としながら探していくと、石の裏側から小さな「ミヤコウミウシ Dendrodoris denisoni」の幼体が見付かりました。大瀬崎では過去にも夏場にこのような幼体を確認しています(成体は5月に確認しています)。

 水深を10m付近まで落としたところで、ドーリスの仲間のものと思われる直径10cm近い大きな卵塊を見付けました。
 卵塊をよーく観察してみると、なんと「ツルガチゴミノウミウシ Favorinus tsuruganus」がいるではないですか!このウミウシに出会うのは2000年の八丈島以来です。
 さらによく卵塊を観察すると合計3個体のツルガチゴミノウミウシと1個体の「チゴミノウミウシ Favorinus japonicus」が確認できました。
 ツルガチゴミノウミウシはその他、卵塊以外の場所でも2個体確認できました。

 11m付近から水深を上げながらウミウシを探していると、黄色いドーリスの仲間と思われるウミウシが多数見付かります。どれも体長10mm以下の小さな個体です。昨年の8月にもほぼ同じ場所で同じような個体を確認しています。昨年の個体はラドマン先生に確認をお願いしているのですが、まだお返事はいただいておりませんので、現在も不明種「ドーリス亜目の不明種 DORIDACEA sp.」のままです。
 みな同じ種かと思った黄色いドーリスの仲間ですが、よーく画像を見比べると1個体だけ別種と思われる個体がいました。この個体は湾内のナイトダイビングでよく確認された、当サイトでは「Doris ? sp. 1」としている種と同じような感じがします。
 「シミツキウミウシ Discodoris lilacina」と「ドーリス亜目の不明種 DORIDACEA sp.」が同じ石に着いている場面もありました。

 上がり間際の浅場では、妻が「ヒロウミウシ Hopkinsia hiroi」と「アカボシウミウシ Gymnodoris alba」も確認していますが、このヒロウミウシ、妙にに色が浅黒くて肉眼で見たときは別種かと思ってしまいました。

伊豆・大瀬崎 岬の先端 で出会ったウミウシたち(1本目)

アカボシツバメガイ Chelidonura fulvipunctata ---- 5個体
ヤマトワグシウミウシ Baeolidia japonica ---- 2個体
ミヤコウミウシ Dendrodoris denisoni ---- 1個体
ツルガチゴミノウミウシ Favorinus tsuruganus ---- 5個体
チゴミノウミウシ Favorinus japonicus ---- 1個体
ドーリス亜目の不明種 DORIDACEA sp. ---- 7個体
ドーリス属の仲間 Doris ? sp. ---- 1個体
シミツキウミウシ Discodoris lilacina ---- 3個体
ヒロウミウシ Hopkinsia hiroi ---- 1個体
アカボシウミウシ Gymnodoris alba ---- 1個体




No.528 2003/09/06 大瀬崎 湾内(2本目)
天気:晴れ 水温:25℃


 2本目は湾内の浅場でウミウシ探しです。
 しかしこの時期の湾内はウミウシが少ないようで、長時間入った割にはあまり多くの種を見ることはできませんでした。

 特に珍しい種はいなかったのですが、「クロシタナシウミウシ Dendrodoris fumata」、「ビワガタナメクジ Dolabrifera dolabrifera」は久しぶりに見ました。

 「ハクセンミノウミウシ Cratena lineata」は、この時期の大瀬崎の浅場では多いです(サイズは極小ですが)。

 途中、同じく湾内に入っている yamadaさんとすれ違い、「イソウミウシ Rostanga orientalis」を見せていただきます。水中で見た時はオレンジ色が鮮やかで「チシオウミウシ」かと思ってしまいました。

 その後、色彩パターンの違う「イロミノウミウシ Spurilla chromosoma」を3タイプ4個体観察して、少し深場に降りてみました。 砂地でウミウシを探していると、また yamadaさんと出会い、ミノウミウシの仲間を見せていただきます。
 その場はなんだかわからずに撮影して上がりましたが、上がってからも yamadaさん、黒原さんと3人で「なんだろなぁ〜」状態でした。
 そのときは「見たことない種だなぁ〜」と言っていたのですが、今年の5月、前回の大瀬崎でも同じ種と思われる個体を確認していました。
 その後、伝言板によせられた yamadaさんの投稿によると、yamadaさんも過去に大瀬崎で「ハネウミヒドラ」に付着している同じ種と思われる個体を確認されてました。
 しかし、依然、不明種のままです。
 一時期「ホリミノウミウシ Eubranchus horii」に若干似ているのかな?と思ったのでですが、コヤシさんから伝言板に寄せられたアドバイスにより、ボディ部背面に現れる肝臓(内蔵)分岐の有無などから、どうやらホリミノウミウシとの関連はなさそうです。

 あまり多くの種には出会えなかった湾内でしたが、上がってからのウミウシ談義が最高でした。
 ウミウシ好きが3人集まったので、もう話が止まりません。気が着けば辺りは真っ暗になっていたので、帰路に就くことにしました。
 yamadaさん、栗原さん、楽しい一時をありがとうございました。

伊豆・大瀬崎 湾内 で出会ったウミウシたち(2本目)

クロシタナシウミウシ Dendrodoris fumata ---- 2個体
ビワガタナメクジ Dolabrifera dolabrifera ---- 1個体
ハクセンミノウミウシ Cratena lineata ---- 3個体
イソウミウシ Rostanga orientalis ---- 1個体
イロミノウミウシ Spurilla chromosoma ---- 4個体
ミノウミウシ亜目の仲間 AEOLIDINA sp. ---- 1個体

学名の読み:ロスタンガ オリエンタリス イソウミウシ
Rostanga
orientalis
学名の読み:ロスタンガ オリエンタリス イソウミウシ
Rostanga
orientalis
学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種1
DORIDIDAE
sp. 1
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種3
DORIDIDAE
sp. 3
学名の読み:オケニア・ヒロイ ヒロウミウシ
Okenia [Hopkinsia]
hiroi
学名の読み:オケニア・ヒロイ ヒロウミウシ
Okenia [Hopkinsia]
hiroi
学名の読み:デンドロドーリス フマータ クロシタナシウミウシ
Dendrodoris
fumata
学名の読み:デンドロドーリス フマータ クロシタナシウミウシ
Dendrodoris
fumata
学名の読み:デンドロドーリス デニソンイ ミヤコウミウシ
Dendrodoris
denisoni
学名の読み:デンドロドーリス デニソンイ ミヤコウミウシ
Dendrodoris
denisoni
学名の読み:デンドロドーリス デニソンイ ミヤコウミウシ
Dendrodoris
denisoni
学名の読み:エウブランクス ホリミノウミウシの仲間2
Eubranchus
sp. 2
学名の読み:エウブランクス ホリミノウミウシの仲間2
Eubranchus
sp. 2
学名の読み:エウブランクス ホリミノウミウシの仲間2
Eubranchus
sp. 2
学名の読み:エウブランクス ホリミノウミウシの仲間2
Eubranchus
sp. 2
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:バエオリディア・ジャポニカ ヤマトワグシウミウシ
Baeolidia
japonica
学名の読み:バエオリディア・ジャポニカ ヤマトワグシウミウシ
Baeolidia
japonica
学名の読み:バエオリディア・ジャポニカ ヤマトワグシウミウシ
Baeolidia
japonica
学名の読み:バエオリディア・ジャポニカ ヤマトワグシウミウシ
Baeolidia
japonica
学名の読み:バエオリディア・ジャポニカ ヤマトワグシウミウシ
Baeolidia
japonica
学名の読み:ファウォリナス ジャポニクス チゴミノウミウシ
Favorinus
japonicus
学名の読み:ファウォリナス ツルガナス ツルガチゴミノウミウシ
Favorinus
tsuruganus
学名の読み:ファウォリナス ツルガナス ツルガチゴミノウミウシ
Favorinus
tsuruganus
学名の読み:ファウォリナス ツルガナス ツルガチゴミノウミウシ
Favorinus
tsuruganus
学名の読み:ファウォリナス ツルガナス ツルガチゴミノウミウシ
Favorinus
tsuruganus
学名の読み:クラテナ リネアータ ハクセンミノウミウシ
Cratena
lineata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ドラベッラ ドラブリフェラ ビワガタナメクジ
Dolabrifera
dolabrifera
学名の読み:ドラベッラ ドラブリフェラ ビワガタナメクジ
Dolabrifera
dolabrifera



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