No.468 2002/05/11 伊豆・大瀬崎 湾内(1本目)
天気:曇り時々雨 水温:20℃ 透明度:7〜10m


 今週も大瀬崎に行ってきました。今日は妻もいっしょです。
今日は昼間2本夜1本潜ります。
先週のナイトで沢山のウミウシたちがいたので、昼もそこそこはいるだろうと思っていましたが、本当に「そこそこ」でした(あくまでも私たちが探した範囲でして、ガイドをお願いすればいろいろ見せていただけると思います。)。
大瀬崎では(たぶん)1年中見られる「ミツイラメリウミウシ Diaphorodoris mitsuii」、「シロウミウシ Chromodoris orientalis」、「サラサウミウシ Chromodoris tinctoria」、「アオウミウシ Hypselodoris festiva」は見ることができました。

 水深24mの「ケイソン」では、側面に先週のナイトで見たものと同じ個体と思われる「チシオウミウシ Aldisa cooperi」が今日は少し小さい固体とペアで自分の体と同じ色(真っ赤)の海綿のところにいます。
 ケイソンの上には、「マンリョウウミウシ Carmindoris armata」と、大きな「ヤマトウミウシ Homoiodoris japonica」がいました。

 水深10m位からは「タツナミガイ Dolabella auricularia」をよく見かけますが、昼間はあまり活動しないようで、岩のように身動きしません。

 水深5m以下の浅いところでは、「メリベウミウシ Melibe papillosa」もよく目につきました。そのうちの1個体は産卵中のようで、体から赤い卵を出してました。

 小石の裏を見ると「オカダウミウシ Vayssierea felis」も見つかりました。

伊豆・大瀬崎で出会ったウミウシたち(1本目)

ミツイラメリウミウシ Diaphorodoris mitsuii ----- 3個体
シロウミウシ Chromodoris orientalis ----- 1個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ----- 2個体
アオウミウシ Hypselodoris festiva ----- 1個体
チシオウミウシ Aldisa cooperi ----- 2個体
マンリョウウミウシ Carmindoris armata ----- 1個体
ヤマトウミウシ Homoiodoris japonica ----- 1個体
タツナミガイ Dolabella auricularia ----- 多数
メリベウミウシ Melibe papillosa ----- 3個体
オカダウミウシ Vayssierea felis ----- 2個体




No.469 2002/05/18 大瀬崎 湾内(2本目)
天気:曇り時々雨 水温:20℃ 透明度:7〜10m


 2本目は水深20m付近にある漁礁に行ってみました。
ここは、3月に潜った時に「ミズタマウミウシ団地」状態だった場所です。すでに「ミズタマウミウシ」の時期は終わってしまったらしいのですが、少しだけ期待して探してはみたものの、やはりいませんでした----- 今年は妻がまだ「ミズタマウミウシ」を見ていなかったので、見せてあげたかったのですが残念でした。
 その代わり、私としては初めて見る「スミゾメウミウシ Protaeolidiella atra」をその場所で見ることができました。
大瀬崎では、かなり普通に見られるウミウシらしいのですが、とても感動しました。

 「ミツイラメリウミウシ」、「サラサウミウシ」はここにもいました。「サラサウミウシ」は1本目、2本目共に、15mm程度の、まだ小さな個体でした。

 漁礁で、妻が見つけた小さな「コノハミドリガイ Elysia ornata」は、色が白っぽくちょっと変った印象です。

 浅場に戻ってくると「タツナミガイ」は見かけるものの、「アメフラシ」は見た覚えがありません。妻も同様に見ていないと言っているので、どうやら本当にいなくなってしまったようです。先週のナイトダイビングでは、産卵している個体や餌を食べている個体を見かけましたが、大瀬崎の「アメフラシ」の時期は終わってしまったようです。

伊豆・大瀬崎で出会ったウミウシたち(2本目)

エムラミノウミウシ Hermissenda crassicornis ----- 1個体
ミツイラメリウミウシ Diaphorodoris mitsuii ----- 1個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ----- 1個体
アベミドリガイ Elysia abei ----- 2個体
コノハミドリガイ Elysia ornata ----- 1個体
スミゾメウミウシ Protaeolidiella atra ----- 1個体
グラキダエ科の仲間 Godiva cf. quadricolor ? ----- 1個体
タツナミガイ Dolabella auricularia ----- 多数




No.470 2002/05/18 大瀬崎 湾内(3本目<ナイトダイビング>)
天気:曇り 水温:20℃ 透明度:7〜10m


 3本目はナイトダイビングです。2本目を潜り終わった後、昼食を取ってから夕方まで車の中で昼寝です(最近、車を買い換えたので昼寝も快適!)。

 目が覚めると外はだいぶ暗くなって、イイ雰囲気になってます。
昼間はウミウシが少なめでしたので、ナイトでも先週のようにたくさんのウミウシが出てきているかちょっと心配でしたが、入ってみたら、やっぱりいました! 昼間とは、また違ったウミウシたちがたくさんいます。

 まず、目につくのは、今回も「ウミフクロウ Pleurobranchaea japonica」です。大小さまざまな大きさの個体が活発に動き回ってます。
妻の観察によると、「ウミフクロウ」が通ったところは、「あぜ道」のように「へこみ」ができていたそうです。

 桟橋の壁をライトを当てながらじっくり探していると、オレンジ色のウミウシが浮かび上がって見えました。小さな個体でしたので、まずは撮影してモニターで確認すると「エダウミウシの仲間」のようです。はじめ「ヒメエダウミウシ Kaloplocamus acutus」かな?と思いましたが、「エダウミウシ Kaloplocamus ramosus」のようです。座間味で見た個体とは二次鰓の色や外観の模様がかなり異なっていたのでちょっと悩みましたが、ウミウシガイドブック2の個体とほぼ同じですので間違いないと思います。

 昼間の1本目に行った「ケイソン」まで行く途中のロープの上で、小さな黒い生物を見つけました。肉眼ではなんだかわからなかったのですが、これも撮影してモニターで見てみると、なんと「アカボシツバメガイ Chelidonura fulvipunctata」でした。大瀬崎で見たのは初めてでしたので感動しました。

 同じくロープの上から生えた「シロガヤ」には、「ゴシキミノウミウシ Cuthona diversicolor」がいます。前回のナイトでも、同じような個体を確認してます。

 ロープ上には、「アカエラミノウミウシ Sakuraeolis enosimensis」が比較的多くいます。全ての個体をじっくり観察したいところですが、水深24mの「ケイソン」まで行く予定でしたので、気になりながらも先を急ぎます。

 「ケイソン」に着くと妻が「グラキダエ科の仲間 Godiva cf. quadricolor」と思われる個体を見つけました。しかし、小さな個体(6mm程度)で、撮影にてこずってしまい、他のウミウシを探す時間がなくなってしまいました。ケイソンを離れる間際に、ちょっと変った感じの「オトメミドリガイ Elysia obtusa」を見つけたので、手短に撮影して浅場に戻りました。

2002/07/23 追記:
「Godiva cf. quadricolor」ですが、ラドマン先生のフォーラムに問い合わせた所、「セトミノウミウシ Setoeolis inconspicua」ということになりました。
しかし、先生曰く越前の個体のコメントでは「もっと多くの研究が着手されるまでは セトミノウミウシ Setoeolis inconspicua (Baba, 1938) ということにしよう」ということですので、今後、研究者の方々の発表次第では、また新たな展開があるかも知れません(追記ここまで)。

 戻る途中のロープの上では「エムラミノウミウシ Hermissenda crassicornis」と思える個体を撮影しました。

 途中、「ウミウシを探したくなるような場所」が所々にあるのですが、浅場でもウミウシを探したいので、まっすぐ浅場まで戻ります。
 戻る間に「タツナミガイ Dolabella auricularia」を多数見かけましたが、昼間とは打って変わって、活発に動き回ってます。明らかに夜行性のようです。

 水深5m付近の石垣まで戻ってきたところで、今回も「ドーリス系 不明種 DORIDACEA sp.」を確認できました。この個体については、現在調査中です。

 妻は、先に上がってタンクを下ろしてから、エントリー場所で夜光虫で遊んでます。この日の夜は「赤潮」も発生していたようで、ちょっと手で水をかくだけで、すごい数の発光を見ることができました(赤潮でちょっと臭かったですが----- )。

 私は、堤防の壁に張り付いてウミウシを探してました(最後まであがきますね)。
このとき見たのは「キヌハダモドキ Gymnodoris citrina」と、「アカエラミノウミウシ」なのですが、この「アカエラミノウミウシ」がちょっと変ってました。
「ミノ」以外は普通の「アカエラ」なのですが、ミノだけが様子が違うのです。「アカエラミノウミウシ」だとは思うのですが、気になるので今後も調査してみます。
「アカエラミノウミウシ Sakuraeolis enosimensis」は水深に関係なくあちらこちらで見ることが出来ました。

伊豆・大瀬崎で出会ったウミウシたち(3本目<ナイトダイビング>)

ウミフクロウ Pleurobranchaea japonica ----- 多数
エダウミウシ Kaloplocamus ramosus ----- 1個体
アカボシツバメガイ Chelidonura fulvipunctata ----- 1個体
ゴシキミノウミウシ Cuthona diversicolor ----- 1個体
アカエラミノウミウシ Sakuraeolis enosimensis ----- 多数
セトミノウミウシ Setoeolis inconspicua ----- 1個体
オトメミドリガイ Elysia obtusa ----- 1個体
エムラミノウミウシ Hermissenda crassicornis ----- 2個体
タツナミガイ Dolabella auricularia ----- 多数
ドーリス系不明種 DORIDACEA sp. ----- 1個体
キヌハダモドキ Gymnodoris citrina ----- 1個体

学名の読み:アルディサ クーパーイ チシオウミウシ
Aldisa
cooperi
学名の読み:アルディサ クーパーイ チシオウミウシ
Aldisa
cooperi
学名の読み:プラティドーリス エリオットイ クモガタウミウシ
Platydoris
ellioti
学名の読み:ホプロドーリス・アルマータ マンリョウウミウシ
Hoplodoris
armata
学名の読み:ホモイオドーリス ジャポニカ ヤマトウミウシ
Homoiodoris
japonica
学名の読み:ドリディダエ ドーリス科の1種4
DORIDIDAE
sp. 4
学名の読み:ヒュプセロドーリス フェスティバ アオウミウシ
Hypselodoris
festiva
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ゴニオブランカス オリエンタリス シロウミウシ
Goniobranchus
orientalis
学名の読み:ディアポロドーリス ミツイイ ミツイラメリウミウシ
Diaphorodoris
mitsuii
学名の読み:カロプロカムス ラモザス エダウミウシ
Kaloplocamus
ramosus
学名の読み:カロプロカムス ラモザス エダウミウシ
Kaloplocamus
ramosus
学名の読み:ジムノドーリス・キトリナ キヌハダモドキ
Gymnodoris
citrina
学名の読み:メリベ パピローザ ヒメメリベ(旧 メリベウミウシ)
Melibe
papillosa
学名の読み:メリベ パピローザ ヒメメリベ(旧 メリベウミウシ)
Melibe
papillosa
学名の読み:メリベ パピローザ ヒメメリベ(旧 メリベウミウシ)
Melibe
papillosa
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:ヘルミッセンダ クラシッコルニス エムラミノウミウシ
Hermissenda
crassicornis
学名の読み:プロタエオリディエッラ アトラ スミゾメミノウミウシ または セスジスミゾメミノウミウシ
Protaeolidiella
atra
学名の読み:セトエオリス インコンスピクア セトミノウミウシ
Setoeolis
inconspicua
学名の読み:セトエオリス インコンスピクア セトミノウミウシ
Setoeolis
inconspicua
学名の読み:クトナ ディウィルシコロル ゴシキミノウミウシ
Cuthona
diversicolor
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア オブトゥサ オトメミドリガイ
Elysia
obtusa
学名の読み:エリシア オブトゥサ オトメミドリガイ
Elysia
obtusa
学名の読み:エリシア オブトゥサ オトメミドリガイ
Elysia
obtusa
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata
学名の読み:ケリドヌラ フルウィプンクタータ アカボシツバメガイ
Chelidonura
fulvipunctata



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