No.464 2002/04/30 伊豆・大瀬崎 門下(1本目)
天気:曇時々雨 水温:18〜19℃ 透明度:6〜10m


 大瀬崎に行ってきました。

 天気は今ひとつでしたが、私的には、どんより曇った天気の方がウミウシが多いような気がするので「ヨシ」とします。

 まず、1本目は外海の「門下」です。我が家では妻が大瀬の外海を苦手とするため、普段はよほど海況が良いときでないと潜らないポイントです。久しぶりの「外海」に心が躍ります。
 エントリーして、まず感じたのが、水があまり冷たくないことです。水温は18℃の後半でほとんど19℃と、だいぶ暖かくなってきました。しかし、ウミウシに関しては、水温が上がると数が減る、もしくは見られるウミウシの種類が変わるという傾向にあるようです。

 外海でも、まず目に入ってくるのは アメフラシ です。まだまだ産卵真っ最中のようです。

 ガーベラミノウミウシは、大瀬の外海では別に珍しいウミウシではないのですが、前述の「家庭の事情」で、なかなか見る機会がなかったウミウシです。とても大きな個体で(50mm位あったと思う)、なかなか迫力があり、尚且つ深めの薄暗い海底にとても映えていました。

 次は ハナオトメウミウシ です。実はこれも初めて見るウミウシです。キレイなウミウシだと思います。

 小さい横穴の手前付近になにやらオレンジ色のウミウシがいます。その場では正体がわからなかったのですが、後で確認したところ コミドリリュウグウウミウシ でした、昨年の5月にも湾内で小さな個体を確認してます。今回のは少し大きめの15mm位の個体でした。

 アラリウミウシ は大瀬では初めて確認しました。

 ウミウシガイドブック2に記載されている ヒイラギウミウシ も確認できました。写真はストロボ光でくっきり浮かび上がって見えますが、水中で見つけるのはかなり困難な色、形、大きさです。

 そして、今回一番嬉しかったのが「Lomanotusの仲間 Lomanotus sp.」です。
OSEHOO! OSEZAKIの栗原さんが伝言版に書き込みして下さった情報にあるウミウシです(栗原さんのサイトでは<仮称>アベガヤウミウシと呼んでいるウミウシです)。

 さらに、ミレニアムマツカサウミウシ も見ることができました。これも見てみたかったウミウシの一つです。しかも、2個体で産卵中の様子です。
 この2個体は、色がそれぞれまったく異なり、不思議な感じです。

 最後は、浅場で ムラサキミノウミウシ を撮影しました。産卵の最盛期といった感じで、多くの個体が餌の中(ヒドラの仲間だと思う)に固まってました。そしてその近くには白い卵を多数確認できました。

伊豆・大瀬崎で出会ったウミウシたち(1本目)

アメフラシ Aplysia kurodai ----- 多数
ガーベラミノウミウシ Sakuraeolis gerberina ----- 2個体
ハナオトメウミウシ Dermatobranchus ornatus ----- 1個体
コミドリリュウグウウミウシ Tambja amakusana ----- 1個体
アラリウミウシNoumea norba ----- 1個体
ヒイラギウミウシ Doto pita ----- 2個体
Lomanotusの仲間 Lomanotus sp. ----- 1個体(和名調査中)
ミレニアムマツカサウミウシ Doto sp. ----- 2個体
ムラサキミノウミウシ Antonietta janthina ----- 多数




No.465 2002/04/30 大瀬崎 岬の先端(2本目)
天気:曇時々雨 水温:18〜19℃ 透明度:6〜10m


 2本目は、岬の先端に潜りました。ここは、外海とはまた違ったウミウシ層のポイントのようです。

 エントリーするとすぐに ゴマフビロードウミウシ の白バージョンを見つけてくれました。黄色バージョンは、以前、越前で見たことがあるのですが、白は初めてです。まだ、詳しく見比べていないのですが、黄色の個体とは、なんとなく色以外にも違いがあるような感じがします(気のせいかも知れませんが・・)。もしなにか違いがわかりましたら、このページに追記します。
 なにやら、小さな、本当に小さなウミウシを撮影しました。撮影するには、頭を抱えてしまいそうな小ささ(3mm位)でしたが、なんとか撮影できました。
 それは、なんと、ウミウシガイドブック2に「オキウミウシの仲間 cf. Scyllaea」と記載されていて、以前から「見てみたいけど、見れないだろうなぁ〜」と思っていたウミウシでした。

 オキウミウシの仲間の近くには、また別の個体のゴマフビロードウミウシの白バージョンがいました。

 大きな カメノコフシエラガイ もいました。その前に見たのが、小さなオキウミウシの仲間だったので、頭が混乱しそうです。急いで、デジカメのクローズアップレンズを外して撮影しました。
 ところで、この「カメノコフシエラガイ」ですが、もしかしたら「ベッコウフシエラガイ Pleurobranchus peroni」と同じかも知れません(シノニム?)。これも、調査が必要だと思います。
追記:「カメノコフシエラガイ Pleurobranchus peroni」に訂正。2002/12/11 変更。

 そうそう、今回は、1本目、2本目共に、ヒラムシを多数撮影しました。初めて見る種類もいましたので ドイツの Wolfgang先生に送ります。

 サラサウミウシ も妙に色形の整ったキレイな個体がいました。

 今回は アワシマオトメウミウシ も見ることが出来ました。大瀬にいるとは聞いていましたが、今回はじめて見ました。

 ヒロウミウシ もいたのですが、岩陰の奥で撮影できませんでした。

 こちらにも ガーベラミノウミウシ がいましたが、外海で見た個体とは、かなり様子が異なります。ミノが太く、透明感がないのです。写真で見比べても明らかにミノの感じが違います。この個体についても追って調査をし、何かわかりましたらこのページに追記します。
追記:どうもこのガーベラミノウミウシと思っていた個体は、「サクラミノウミウシ Sakuraeolis sakuracea」のように思えてきました。

 深場から浅瀬に戻ってくる途中、水深10m付近はウミウシが少なく感じましたが、水深5m付近に戻ってきてからが、また凄かった!
 まず、ネズミウミウシ です。人によっては「地味」なウミウシと感じるかもしれませんが、私にとっては見てみたいウミウシの一つでした。だって和名が「ネズミウミウシ」なんて、どんなウミウシだろう?って思いませんか。写真では見たことがありますが、やはり生態を見てみたいと思っていました。
 今回見た個体は、触角付近の外套部を一部欠損していました。以前見た クモガタウミウシ も同じような場所を欠損していました。どうも、Platydoris系のウミウシは、体の一部が欠損しやすいようです。

 次は カンザシウミウシ です。今年3月の八丈島ではじめて見ましたが、あまりの小ささに見失ってしまい、じっくり撮影できなかったウミウシです。今回はじっくり撮影できましたが、体色にメリハリが無い感じで、このウミウシの撮影は難しいです。また、交接中と思われる個体も見せていただきました。ただし、交接器の部分が写真でも確認できず、交接中かどうかは不明です。

 そして次は小さな クロイバラウミウシ です。私は、初めて見るこの小さくてかわいいウミウシにすっかり夢中になってしまい、しばらくこの場所に釘付けになってしまいました。水深も浅いので安全停止にはちょうどイイです。

 そして、そして、最後の最後は、水深30cm付近で、ウミウシ探しです。 アカエラミノウミウシ、セスジミノウミウシ が確認できました。

伊豆・大瀬崎で出会ったウミウシたち(2本目)

ゴマフビロードウミウシ Jorunna parva ----- 2個体
オキウミウシの仲間 cf. Scyllaea ----- 1個体
カメノコフシエラガイ Pleurobranchus peroni ----- 1個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ----- 3個体
サクラミノウミウシ Sakuraeolis sakuracea ----- 1個体
アワシマオトメウミウシ Dermatobranchus albopunctulatus ----- 1個体
ヒロウミウシ Hopkinsia hiroi ----- 1個体
ネズミウミウシ Platydoris tabulata ----- 1個体
カンザシウミウシ Euphurus ornatus ----- 3個体
クロイバラウミウシ Okenia echinata ----- 1個体
アカエラミノウミウシ Sakuraeolis enosimensis ----- 多数
セスジミノウミウシ Flabellina rubrolineata ----- 1個体
アメフラシ Aplysia kurodai ----- 多数

学名の読み:ヨルンッナ パルウァ ゴマフビロードウミウシ(ゴマフビロウドウミウシ)
Jorunna
parva
学名の読み:ヨルンッナ パルウァ ゴマフビロードウミウシ(ゴマフビロウドウミウシ)
Jorunna
parva
学名の読み:ヨルンッナ パルウァ ゴマフビロードウミウシ(ゴマフビロウドウミウシ)
Jorunna
parva
学名の読み:ヨルンッナ パルウァ ゴマフビロードウミウシ(ゴマフビロウドウミウシ)
Jorunna
parva
学名の読み:プラティドーリス ネズミウミウシ
Platydoris
tabulata ?
学名の読み:プラティドーリス ネズミウミウシ
Platydoris
tabulata ?
学名の読み:ノウメア ノルバ アラリウミウシ
Noumea
norba
学名の読み:ノウメア ノルバ アラリウミウシ
Noumea
norba
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:オケニア エチナータ クロイバラウミウシ
Okenia
echinata
学名の読み:オケニア エチナータ クロイバラウミウシ
Okenia
echinata
学名の読み:オケニア エチナータ クロイバラウミウシ
Okenia
echinata
学名の読み:オケニア エチナータ クロイバラウミウシ
Okenia
echinata
学名の読み:リマキア オルナータ カンザシウミウシ
Limacia
ornata
学名の読み:リマキア オルナータ カンザシウミウシ
Limacia
ornata
学名の読み:リマキア オルナータ カンザシウミウシ
Limacia
ornata
学名の読み:タンブヤ アマクサナ コミドリリュウグウウミウシ
Tambja
amakusana
学名の読み:タンブヤ アマクサナ コミドリリュウグウウミウシ
Tambja
amakusana
学名の読み:ドト ピタ ヒイラギウミウシ
Doto
pita
学名の読み:ドト ピタ ヒイラギウミウシ
Doto
pita
学名の読み:ドト ピタ ヒイラギウミウシ
Doto
pita
学名の読み:ドト ミレニアムマツカサウミウシ
Doto
sp. 1
学名の読み:ドト ミレニアムマツカサウミウシ
Doto
sp. 1
学名の読み:ドト ミレニアムマツカサウミウシ
Doto
sp. 1
学名の読み:ドト ミレニアムマツカサウミウシ
Doto
sp. 1
学名の読み:ドト ミレニアムマツカサウミウシ
Doto
sp. 1
学名の読み:スキュラッエア オキウミウシ属の仲間1
Scyllaea
sp. 1
学名の読み:ロマノトゥス ロマノータス属の1種1
Lomanotus
sp. 1
学名の読み:ロマノトゥス ロマノータス属の1種1
Lomanotus
sp. 1
学名の読み:ロマノトゥス ロマノータス属の1種1
Lomanotus
sp. 1
学名の読み:デルマトブランクス アルボプンクトゥラトゥス アワシマオトメウミウシ
Dermatobranchus
albopunctulatus
学名の読み:デルマトブランクス アルボプンクトゥラトゥス アワシマオトメウミウシ
Dermatobranchus
albopunctulatus
学名の読み:デルマトブランクス オルナトゥス ハナオトメウミウシ
Dermatobranchus
ornatus
学名の読み:フラベッリナ ルブロニネアータ セスジミノウミウシ
Flabellina
rubrolineata
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス エノシメンシス アカエラミノウミウシ
Sakuraeolis
enosimensis
学名の読み:サクラエオリス ガルベリナ ガーベラミノウミウシ
Sakuraeolis
gerberina
学名の読み:サクラエオリス ガルベリナ ガーベラミノウミウシ
Sakuraeolis
gerberina
学名の読み:アントニエッタ ヤンティナ ムラサキミノウミウシ
Antonietta
janthina
学名の読み:プレウロブランクス ペロンイ カメノコフシエラガイ
Pleurobranchus
peroni
学名の読み:プレウロブランクス ペロンイ カメノコフシエラガイ
Pleurobranchus
peroni
学名の読み:プレウロブランクス ペロンイ カメノコフシエラガイ
Pleurobranchus
peroni



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