No.466 2002/05/04 伊豆・浮島 ビーチ・トップガンホール(1本目)
天気:曇時々雨 水温:19℃ 透明度:6〜8m


 初めてのダイビングポイント「浮島(ふとう)」に行ってきました。
浮島は西伊豆の田子の南側にある入り江状のビーチポイントです(ボートポイントもあります)。
 浮島のダイビングサービス「サンセットリゾート」さんの解説によると「中心部が広い砂地。両サイドが岩場で囲まれた平均水深−8m、最大水深−13mの静かな入り江」となっていますが、まさにその通りで、水深が浅いためのんびり潜れます。
 両サイドの岩場は、アーチやケーブが点在していていかにもウミウシが好みそうな地形です。中央の砂地は今回は行きませんでしたが、もしかしたら、砂地を好むウミウシなどもいるかもしれません。

 1本目はまず、海に向かって右側一番手前の「トップガンホール」から攻めてみることにしました。
 エントリーはゴロタ状のビーチからですが、静かな入り江のため楽々です。エントリーするとまず目に入るのは、やはり「アメフラシ Aplysia kurodai」です。

 「トップガンホール」はエントリーしてすぐにある横穴です。左右が壁状になっていて、入り口付近には大小の「ムカデミノウミウシ Pteraeolidia ianthina」がいたるところにいます。体長20mm程のムカデウミウシにしては小さな個体は、一見ムカデウミウシには見えないようなズングリした姿をしています。

 次に目に入ってきたのが、昨日の下田の磯でも沢山いた「アベミドリガイ Elysia abei」です。妻も別の個体を確認しており、ここでも数は多いようです。

 アベミドリガイを撮影しようと、していた時、黄色い米粒のようなものが見えました。「もしや」と思い顔を近づけてみると、「キイロウミコチョウ Siphopteron flavum」のようです。今回は、私と妻とで、2個体みることができました。八丈島で見た個体よりちょっと色が濃い目でまた違った雰囲気があります。

 キイロウミコチョウのあまりの小ささのため撮影にかなり時間が掛かってしまいました。しかし、水深が3mほどとかなり浅いので安心して撮影に集中できます。撮影を終えて妻の方を見てみると、なにやらまた別のウミウシを撮影してます。近くに行って見ると「オトメウミウシ Dermatobranchus otome」のようです。
オトメウミウシは、この個体以外にも多数いました。そのうちの2個体は寄り添うようにくっついています。以前、八丈島でも4個体の「サメジマオトメウミウシ Dermatobranchus striatellus」が同じような行動をしていたのを撮影したことがあります。なにを意味するのかは不明です。

 オトメウミウシの撮影を終えて、妻の方を見ると、またまた違うウミウシを撮影してます。こんどは「ムラサキウミコチョウ Sagaminopteron ornatum」です。私は伊豆で見るのは初めてだったのでかなり興奮しました(キイロウミコチョウも同様に興奮しましたが)。後で妻から聞いた話ですが、ムラサキウミコチョウもオトメウミウシも多数いたそうです。私は、撮影モードに入っちゃうと別のウミウシが見えなくなってしまうようです・・・

 伊豆で一般的に見られる「サラサウミウシ Chromodoris tinctoria」、「シロウミウシ Chromodoris orientalis 」もたくさんいました。
特に、シロウミウシは一箇所に集中していて、このような光景は伊豆では初めて見ました(以前、越前で見たことがある)。

 私は見ていないのですが(というより妻が教えてくれなかった・・・)「コイボウミウシ Phyllidiella pustulosa」もいました。伊豆では比較的珍しいですよね?
 また、まさに!と言いたくなるような色型の「キイロイボウミウシ Phyllidia ocellata」もいました。
キイロイボウミウシは伊豆ではそんなに珍しくはないようですが、私はあまり見たことがありませんでした。

 上がり間際の水深50cm付近に「クロヘリアメフラシ Aplysia parvula」がなかよく石の上にのっていました。

伊豆・浮島で出会ったウミウシたち(1本目)

アメフラシ Aplysia kurodai ----- 多数
ムカデミノウミウシ Pteraeolidia ianthina ----- 多数
アベミドリガイ Elysia abei ----- 2個体
キイロウミコチョウ Siphopteron flavum ----- 2個体
オトメウミウシ Dermatobranchus otome ----- 多数
ムラサキウミコチョウ Sagaminopteron ornatum ----- 多数
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ----- 3個体
シロウミウシ Chromodoris orientalis ----- 多数
コイボウミウシ Phyllidiella pustulosa ----- 1個体
キイロイボウミウシ Phyllidia ocellata ----- 1個体
クロヘリアメフラシ Aplysia parvula ----- 多数




No.467 2002/05/04 浮島 ビーチ・ドラゴンホール(2本目)
天気:曇時々雨 水温:19℃ 透明度:7〜9m


 2本目は、海に向かって左側の手前にある「ドラゴンホール」に行ってみました。
 サービス側のビーチからエントリーすると、少し泳ぎますが、海が穏やかなので苦になりません。下を見るとアメフラシがたくさんいます。
場所を確認する為にときより水面に顔を出しながらドラゴンホールに到着しました。というよりたぶん到着したはずです。なぜなら、クレパス状の穴が多数あってどれがドラゴンホールなのか今ひとつハッキリわかりませんでした(笑)。

 ここも、ホールの左右が壁状になっていていかにもウミウシがいそうな雰囲気が漂ってます。「ムカデミノウミウシ Pteraeolidia ianthina」はこちら側にも沢山いました。

 壁に取り付いてウミウシを探してみると早速いました。「シロタエイロウミウシ Glossodoris pallida」です。一瞬、ここは「八丈島?」と頭が混乱するような出会いです。

 「コノハミドリガイ Elysia ornata」も大きな個体がいました。うねりで外套幕を揺らしながら餌を食べてます。

 「アオウミウシ Hypselodoris festiva」も色々いましたが、どの個体も「黒い点」のないタイプでした。

 妻がなにやら小さなゴミのようなウミウシを見つけました(肉眼で見るとゴミのように見えるのです)。撮影してその場で拡大してみてみると「ハクセンミノウミウシ Cratena lineata」のようです。以前、下田の磯でも見ていますので、この付近には多いのかもしれません。昨年の12月の八丈島でも多数確認してます。

 2本目は妻が疲れた様子だったので短め(それでも1時間以上)で切り上げました。戻ろうと出口付近まで戻ったところで目を疑うような大きさの「ハナミドリガイ Thuridilla splendens」を妻が見付けました。その大きさは伸びた状態で40mmはあったと思います。
いままで、座間味で数個体を見てますが、こんなに大きな個体は初めて見ました。

 だいぶ岸の付近まで戻ってきたところで、妻が「キヌハダウミウシ Gymnodoris inornata」を見つけて手にもってきました。砂地に転がっていたので、死んでいるように思えますが、私の経験上、キヌハダウミウシは「死に真似」をするウミウシのようです。しばらく観察してみましたが動く様子がありません。しかし、体は瑞々しくまるで生きているようです。とりあえず撮影してエキジットしました。

 初めて潜った浮島ですがウミウシが沢山いてとても楽しかったです。サービスのスタッフの方もとても親切にウミウシがいるポイントを教えてくださいました。
 海の中の感想ですが、「伊豆、八丈島、越前をたして割ったような感じだね」と妻とも意見が一致しました。ウミウシもたくさんいますし、ビーチのポイントもまだまだ多数ありますので近いうちにまたウミウシを探しに行くことにします。伊豆半島の先端付近のため、ちょっと遠いですが、ウミウシ好きならば、きっと楽しめるポイントだと思います。

伊豆・浮島で出会ったウミウシたち(2本目)

アメフラシ Aplysia kurodai ----- 多数
ムカデミノウミウシ Pteraeolidia ianthina ----- 多数
シロタエイロウミウシ Glossodoris pallida ----- 1個体
コノハミドリガイ Elysia ornata ----- 2個体
アオウミウシ Hypselodoris festiva ----- 3個体
ハクセンミノウミウシ Cratena lineata ----- 1個体
サラサウミウシ Chromodoris tinctoria ----- 1個体
ハナミドリガイ Thuridilla splendens ----- 1個体
キヌハダウミウシ Gymnodoris inornata ----- 1個体

学名の読み:ヒュプセロドーリス フェスティバ アオウミウシ
Hypselodoris
festiva
学名の読み:ヒュプセロドーリス フェスティバ アオウミウシ
Hypselodoris
festiva
学名の読み:ヒュプセロドーリス フェスティバ アオウミウシ
Hypselodoris
festiva
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ゴニオブランカス ティンクトリア サラサウミウシ
Goniobranchus
tinctoria
学名の読み:ゴニオブランカス オリエンタリス シロウミウシ
Goniobranchus
orientalis
学名の読み:ゴニオブランカス オリエンタリス シロウミウシ
Goniobranchus
orientalis
学名の読み:グロッソドーリス パリーダ シロタエイロウミウシ
Glossodoris
pallida
学名の読み:グロッソドーリス パリーダ シロタエイロウミウシ
Glossodoris
pallida
学名の読み:ジムノドーリス・イノルナータ キヌハダウミウシ
Gymnodoris
inornata
学名の読み:フュリッディア オセラータ キイロイボウミウシ
Phyllidia
ocellata
学名の読み:フュリィッディエッラ プストゥローザ コイボウミウシ
Phyllidiella
pustulosa
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:クラテナ リネアータ ハクセンミノウミウシ
Cratena
lineata
学名の読み:クラテナ リネアータ ハクセンミノウミウシ
Cratena
lineata
学名の読み:クラテナ リネアータ ハクセンミノウミウシ
Cratena
lineata
学名の読み:プテラエオリディア イアンティナ ムカデミノウミウシ
Pteraeolidia
ianthina
学名の読み:プテラエオリディア イアンティナ ムカデミノウミウシ
Pteraeolidia
ianthina
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア アマクサーナ アズキウミウシ
Elysia
amakusana
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:トゥリディラ スプレンデンス ハナミドリガイ
Thuridilla
splendens
学名の読み:トゥリディラ スプレンデンス ハナミドリガイ
Thuridilla
splendens
学名の読み:シポプテロン フラウム キイロウミコチョウ
Siphopteron
flavum
学名の読み:シポプテロン フラウム キイロウミコチョウ
Siphopteron
flavum
学名の読み:シポプテロン フラウム キイロウミコチョウ
Siphopteron
flavum
学名の読み:サガミノプテロン オルナトゥム ムラサキウミコチョウ
Sagaminopteron
ornatum
学名の読み:サガミノプテロン オルナトゥム ムラサキウミコチョウ
Sagaminopteron
ornatum
学名の読み:サガミノプテロン オルナトゥム ムラサキウミコチョウ
Sagaminopteron
ornatum
学名の読み:アプリュジア パルウラ クロヘリアメフラシ
Aplysia
parvula



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます