2002/03/30 伊豆・下田 (潮溜り)
天気:晴れ 水温:15℃


 前の晩は凄い雨でしたが、翌日の日中は晴れて暖かくなるとの予報でしたので下田の磯に行って来ました。
 しかし、海は大荒れです。海岸沿いを車で走っていても「これはやばいかな?」と思うほどの大波が押し寄せてきます。
 下田の磯に到着しましたが、まだ潮が引ききっていないため波が岸まで打ち寄せていてとてもウミウシを探せるような状態ではありません。とりあえず、車の中で仮眠をして様子をみることにしました。強い日差しで目がさめると海はだいぶ静かになってます。ときより波がきますがなんとかウミウシを探せそうなのでウエットスーツに着替えて磯に降りました。

 磯の手前側から探していくと、ここ最近、毎回見られる「クロシタナシウミウシ Dendrodoris fumata 」と「ブドウガイ Haloa japonica 」がすぐに見付かりました。
 クロシタナシウミウシは合計3個体、ブドウガイは5個体以上いました。

 アメフラシの仲間も時化のためか少し数が減ったように感じましたが、ミドリアメフラシ以外のいつもの種を見ることができます。ミドリアメフラシは個々最近見ていないです。時期が終わってしまったようです。

 「オカダウミウシ Vayssierea felis」もいつものように沢山いました。最近、キヌハダ系のウミウシを見かけないので、天敵不在で大繁殖中ではないかと思えます。

 時化の影響で潮溜りは白濁してます。時より入ってくる波のため、白濁が収まる様子もなく撮影はかなり困難です。
「今日はもう帰ろうかな?」と思ったときに、見慣れないウミウシを見つけました。白い体にオレンジの触角で一見、イロウミウシ系に見えましたが、よく見ると外套部は海綿のようにデコボコしていて、二次鰓もかなり後ろの方に出ています。
 その場では Rostanga系?と思いましたが、よく考えると Discodoris系のようです。車に戻ってからウミウシガイドブック座間味偏・伊豆偏で調べましたがいまひとつピンとくるのがありません。

 家に帰ってから伝言版にUPしたら、早速、仁科さんからレスがあり、どうやらこのウミウシは「ウミウシガイドブック慶良間偏 P.139 上」の「ソバカスウミウシ(新称)DORIDACEA sp.3」と同じ種のようです。
 触角の色が下田の個体と異なっていたため気が付きませんでした-----

 仁科さんの伝言版の書き込みによると----- ラドマン先生曰く「こりゃ何だかわからんからわたしゃ手助けはできないね。私が思い浮かぶのは、うん、そうたぶんCadlinaくらいかな」とのことです。

 今後も調査が必要ですが、写真同定ではこれ以上のことはわからないかもしれませんね。

 このウミウシは、海藻(ヘリトリカニノテ Marginisporum crassissima だと思う)が茂る磯の岩肌を移動中でした。ただし、その場所は潮が引く前は時化で大荒れの場所でしたので、かならずしも発見した場所が生息環境ではないかもしれません(たまたま流ついた?)。

伊豆・下田で出会ったウミウシたち

クロシタナシウミウシ Dendrodoris fumata ----- 3個体
ブドウガイ Haloa japonica ----- 多数(H. japonica かどうかは要調査)
アメフラシ Aplysia kurodai ----- 多数
タツナミガイ Dolabella auricularia ----- 多数
アマクサアメフラシ Aplysia juliana ----- 多数
クロヘリアメフラシ Aplysia parvula ----- 1個体
オカダウミウシ Vayssierea felis ----- 多数
ソバカスウミウシ DORIDACEA sp. ----- 1個体

学名の読み:スケレロドーリス ソバカスウミウシ
Sclerodoris
sp. 3
学名の読み:スケレロドーリス ソバカスウミウシ
Sclerodoris
sp. 3
学名の読み:スケレロドーリス ソバカスウミウシ
Sclerodoris
sp. 3
学名の読み:スケレロドーリス ソバカスウミウシ
Sclerodoris
sp. 3
学名の読み:スケレロドーリス ソバカスウミウシ
Sclerodoris
sp. 3
学名の読み:デンドロドーリス フマータ クロシタナシウミウシ
Dendrodoris
fumata
学名の読み:ハロア ジャポニカ ブドウガイ
Haloa
japonica
学名の読み:アプリュジア パルウラ クロヘリアメフラシ
Aplysia
parvula



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます