2002/12/08 真鶴 三ツ石海岸(潮溜り)
天気:曇時々雨 水温:16℃


12月の始めも真鶴・三ツ石海岸の潮溜りに行ってきました。
 今日は久しぶりに真昼間の干潮で、思う存分ウミウシ探しが出来ると思っていたのですが(最近は早朝が多かった)、海況が良くなく波が潮溜りまで入り込んでます。
 まだ潮が引き切っていなかったので、まずは手前側から探し始めました。
 そこは、いつも「イロミノウミウシ Spurilla chromosoma」が見られる場所なのですが、今回も期待通りにいてくれました。普段、干潮時付近の時間帯この場所は完全な潮溜りになっていて、しかも小さい潮溜りなので、直ぐに水が濁ってしまいます。そうなると撮影はかなり大変なのですが、今日はまだ干潮まで1時間位あることと、さらに波が高いので、新鮮な海水が常に循環していてなかなかイイ感じです。じっくり撮影できました。

 小さな「メリベウミウシ Melibe papillosa」も1個体いました。思えばこの磯では初めて見ました。

 「イロミノウミウシ」の近くでは「ミドリアメフラシ Aplysia oculifera」が卵を守るように寄り添ってました。この他にも2個体、計3個体確認できました。寒くなってきたので、そろそろ「アメフラシ系」の次期になってきました。

 「シミツキウミウシ Discodoris lilacina」が二枚貝の貝殻に頭を突っ込んで隠れていました。貝殻を捨てて進化したウミウシが貝殻に隠れているなんて、笑えます。

 「イロミノウミウシ」は沢山いました。でもよく見るとちょっと違うかな?と思える個体がいます。この磯でそう見える種は恐らく「スプリラ サラーミカ(和名なし) Spurilla salaamica」です。撮影して触角を確認すると、「イロミノウミウシ」とは明らかに違う「Spurilla salaamica」独特の「こん棒」のような形状の触角と頭部の模様が確認できました。

 干潮時刻になったので、沖よりのいつもの磯に移動してみました。しかし時より強い波が押し寄せてウミウシを見付けても、とても撮影できるような状態ではありません。この場所では「ハクセンミノウミウシ Cratena lineata」と「オトメウミウシ Dermatobranchus otome」を見付けてなんとか撮影しましたが「ハクセンミノウミウシ」は4mmほどの小さな個体で波にもまれながらの撮影でピントが合いませんでした。
 「オトメウミウシ」はなんとか撮影できました。デジカメのモニターで確認してみると、背中の黒い点の周りが赤く(正確には薄いピンク色)なっています。この個体の周りには、小さな赤い「イソギンチャク」が群生していたのですが、何か関係があるかもしれません。

 しばらく波にもまれながらウミウシを探していましたが、波が収まる様子も無いので、この磯でのウミウシ探しは諦めて、元の岸寄りの潮溜りに移動しました。
 普段は浅すぎてあまりウミウシを探さないような場所も、今日はちょうど良い位の水深になってます。ウミウシを探してみると「イロミノウミウシ」が次から次へと見付かります(そのうちの1個体は「Spurilla salaamica」でした)。

 今日も先週と同じように石の裏から「コノハミドリガイ Elysia ornata」が見付かりました。先週は白っぽい個体でしたが、今日のはこの磯でもよく見かける緑色の色彩でした。

 磯に入ってから3時間が経過しました。風も吹いている為か、海の中の方が暖かく感じます(実際、気温より水温の方が高かったようです)。
 最後に「シミツキウミウシ Discodoris lilacina」をもう1個体見て上がることにしました。この個体は中々堂々した個体で、触角や二時鰓をジックリ観察することができました。
 磯から上がると手が、かじかんでよく動きません。なんか痛痒く、どうやら軽い「しもやけ」になったようです(今は直りました)。

 今日も「オカダウミウシ Vayssierea felis」は、特に気にしなくても見付かりました。

真鶴・三ツ石海岸で出会ったウミウシたち

メリベウミウシ Melibe papillosa ----- 1個体
イロミノウミウシ Spurilla chromosoma ----- 10個体
スプリラ・サラーミカ(学名読み) Spurilla salaamica ----- 2個体
ミドリアメフラシ Aplysia oculifera ----- 3個体
シミツキウミウシ Discodoris lilacina ----- 2個体
ハクセンミノウミウシ Cratena lineata ----- 1個体 (写真なし)
オトメウミウシ Dermatobranchus otome ----- 2個体
コノハミドリガイ Elysia ornata ----- 1個体
オカダウミウシ Vayssierea felis ----- 多数 (写真なし)

学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:タユバ・リラキナ ツヅレウミウシ(異名:シミツキウミウシ)
Tayuva
lilacina [Syn. D. concinna]
学名の読み:メリベ パピローザ ヒメメリベ(旧 メリベウミウシ)
Melibe
papillosa
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:デルマトブランクス オトメ オトメウミウシ
Dermatobranchus
otome
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ  クロモゾーマ イロミノウミウシ
Spurilla
chromosoma
学名の読み:スプリッラ サラアミカ スプリッラ サラアミカ(学名読み)
Spurilla
salaamica
学名の読み:スプリッラ サラアミカ スプリッラ サラアミカ(学名読み)
Spurilla
salaamica
学名の読み:スプリッラ サラアミカ スプリッラ サラアミカ(学名読み)
Spurilla
salaamica
学名の読み:エリシア オルナタ コノハミドリガイ
Elysia
ornata
学名の読み:アプリュジア オクリフェラ ミドリアメフラシ
Aplysia
oculifera
学名の読み:アプリュジア オクリフェラ ミドリアメフラシ
Aplysia
oculifera
学名の読み:アプリュジア オクリフェラ ミドリアメフラシ
Aplysia
oculifera



画像をクリックすると大きな画像とウミウシのデータが表示されます